妊娠・出産された方へ
いしわたファミリー歯科は妊婦さん、産後のお母さんの歯科治療をおこなっています。
妊娠中は、歯肉炎になって歯茎が腫れやすい状態になります。そのため、妊娠しましたら早めに歯のケアを始めるようにしましょう。親御様の口腔内の環境が良くなれば、お子様の虫歯防止にも繋がります。また、ご出産後はお子様の歯について気になることがありましたら、何でもお気軽にご相談ください。特に初めてご出産された方は、赤ちゃんの歯がどのように生えてくるのか、いつまでにどのようなケアが必要なのかなど、わからないことが多いかと思います。 いつ来ていただいても、何かしらアドバイスさせていただくことはできますので、一度お早めにお越しいただければと思います。特に小学校入学前までと入学後で、予防の方法が大きく変わります。
妊娠性歯肉炎
妊娠中はホルモンの分泌が盛んになるため、ホルモンを好む細菌が増えやすくなります。妊産婦の方が必ずしも発症するとは限りませんが、妊産婦の約過半数に妊娠性歯肉炎という歯周病がみられるといわれています。妊娠5〜20週頃から歯肉が腫れたり出血することがあります。
妊娠性エプーリス
妊産婦の約1%にみられる歯肉の腫れものです。
妊娠中は、女性ホルモンの影響で殺菌に必要な唾液が減少します。
唾液による殺菌作用の低下により、歯肉炎や歯周病を引き起こしやすい環境になります。
歯茎の表面が腫れあがり、炎症が歯槽骨まで達すると歯がグラグラしてきます。小さい腫れであれば予防やメンテナンスで消えていきますが、大きいものになると切除することになるため早めにご相談ください。
院長からのメッセージ
当クリニックでは歯科医医師会と連携をとり、妊娠・出産された方の歯科検診を1回だけ無料で行っております。安定期(4〜5ヶ月)に入ったタイミングで一度検診を受けられることをお勧めいたします。歯周病が血管内に入り込むと、早産(低体重児)になる確率が上がるため、早めの相談と検診を行っていただき未然に防ぐための予防で歯科の領域から妊娠と出産をサポートできればと思います。